---

Monochrome
KID

原画	原画・不明　　原案・鈴木ひろ	シナリオ	高瀬　伸、日暮茶坊、長井知佳
主人公の名	変更不可	文章履歴	有り
文字表示	変更不可	画面表示	変更可
スキップ	有り	オート進行	有り
音声	有り	キャラ別選択再生	主人公のみ有り
SE調整	有り	BGM調整	有り
CG鑑賞	有り	回想鑑賞	無し
セーブ＆ロード	共通64箇所	Qセーブ＆Qロード	共通64箇所
発売機種	PS2	メディア	DVD-ROM 1枚
初回限定版	有り	ジャンル	恋愛アドベンチャー
発売日	初回・通常　2004年8月26日	価格	初回\9240　通常\7140
陵辱	一応無し（見えないところで有り）	プロテクト	不明　（PS2自体に有り）

■　総　合　評　価　■ 駄 2 3 4 合格 6 7 8 9 神 シナリオ システム 音楽 CV 演出 C/P CG 得ろ 萌え OP/ED

■　萌　評　価　■　 駄 2 3 4 合格 6 7 8 9 神 遊羽 雛水 花織 紗耶香 千歳 梨沙

　■レポートNo.1　【日記からの引用】
意表をついてモノクロームをやってみることにしました
半年振りのPS2でのゲム　というか全年齢ギャルゲ（笑
相変わらず解像度ショヴォイなー、とか流石KIDシステムが洗練されとる、とか

え？原画って鈴木ひろ嬢じゃないの？

とか。　どうやらキャラデザインのみ担当していたようで
てっきり鈴木氏が原画やってんのかなと思い購入した私はどうすればよいだろうか？（知らん

内容としては、見れば一目瞭然の鈴木ひろ氏風の絵師（スキルがイマイチ…）と
べらんめぇで想像以上にハッチャケたぶち抜けに明るい天使様や、何時聞いても田村ゆかり氏サイコー！
とかフォント見にくいんですけどぉぉぉ等等
軽く批評を調べたときには
　>>”全体を通して静かな感じで萌えとかそう言うのは無いんじゃないか”
と有りましたけど　「バカを言っちゃいかん。」
実年齢20オーバーで外見省学生で田村ゆかり氏だぞ？

”バンッッ！！”←効果音

「これを萌えといわずして何と言うのだ！！」

たーだ、ちょいとばっかし主人公が淡白すぎるかなーって。　恐らく二十歳程と思われるが
…せめてツッコミの一つでもかましてくれ(TT
遊羽がどんなボケかまそうと放置プレイが基本、流石に可哀想…ハリセンの一つや二つ持っていないのだろうか（ぉ

所で、
　>>　遊羽 「貴方を幸せにするために天界から…」
って…

「…美紗？」（ぴた○ン）


　■レポートNo.2　【同上】

　>>モノクローム
お、バッドエンドだ
（数分後）
お、バッドエンドだ
（数分後）
お、バッドエンドだ

忘れていた…このゲムはKIDが作ったんだった
もしかすると、モノクロームってMMMbeと同じ系統なんじゃ…と思えてくる
何やらファーストプレイで大量の伏線ばら撒いていたみたいですし、かおりんクリアしても何一つ解明されない
そしてかおりんクリア後に出てきたあのメッセージ…俺は又KIDの無限地獄に飲まれようとしているらしい…


　■レポートNo.3　【同上】
とりあえず3人クリアして、遊羽を進行中

　・花織
全キャラの顔見せの為だけにあるルートだった
軽く伏線を張るだけで、物語の核心に迫るイベント等は一切無い
ぶっちゃけﾂﾏﾗﾝｶｯﾀ。　まぁ後半戦で面白くなるのがKIDですし

　・紗耶香
ゲームの雰囲気をプレイヤーに理解してもらう為のルート
まずまず、面白かったんだが…
いや、萌ゥエとかそういうゲームで無いことは分かっているんですけど
中途半端なシナリオ書くくらいなら…ねぇ？

　・ちーちゃん先生（千歳）
見た目小学生、実年齢23歳。
この　と　て　つ　も　な　く　良い素材を少しは有効利用する気は無いのだろうか
何の為に田村ゆかり氏を起用したのかよー分からん
中盤まで、フラグ立つまでは
萌え要素少ないこの作品の中で一番に光り輝いていた存在だったが
…個別に入ってエンディング付近で気づいた
　ただの　伏　線　シ　ナ　リ　オ　じゃねえか！（大汗
そう、恐らくは遊羽、ヒナ、梨沙、と
物語の核へ迫る為の伏線の為に利用されたに過ぎない
　もったいない…こんな思わず白濁液撒き散らす程良い素材なのに…


　■レポートNo.4　【同上】
コンプしましたので一応。

　・遊羽
…実は遊羽もサブシナリオだったっぽい。
後に分かったのは、続く雛水と梨沙の序章であった事。

　・雛水
ここまでのキャラの全てとは言わないが積み重ねてきた事の集大成
やっと待ち望んでいた謎が解明され始め、シナリオも良く出来ていた…んだが

　・梨沙
最後のシナリオらしく、今までの疑問点が解明されたわけですが…
むぅ、全年齢ゲーという事で油断していたのも有りますが
人間の醜さ（と言うか狂った）。　それが垣間見れました。

雛水と共通して言えること、キリスチャン風に言うと…
　「…神よ、本当にこれがあなたの望んだ結末なのですか…？」
ハッピーエンド主義者の私にとってはかなり辛い結末です
これで良かったのかと、もっと別の道があったのではないか、そう思えてなりません

その原因の一つがが中盤の攻略キャラから思えてきた”主人公のアフォ”
コイツﾏｼﾞでｳﾞｧｶなのでは？と思えるテキストが多数有ります。
少し考えればすぐに分かるようなことを、見当違いの方向へ勘違いしそれを信じ込み
淡白な主人公だとは思っていました、優しいと言うのも理解できます
ですがそれ以上の情熱と言うものが感じられず、後半にはヘタレと化しました
途中そのテキストのお陰でｲﾗｲﾗする事も有り
やっぱツッコミの魂を理解している奴でないと駄目だな、と再確認。
無宗教の私では理解できない部分も有りましたが、それなりに面白くは有りました
しかし何かしらの神を崇めている方であれば、もっと楽しめるかも（賛否両論ありそうですが
　…所で彼女が言った「奇跡」についてのアレはkanonのパクリか？


　>>おまけ
　　　　　　　　　　　　　　　起
　　　　　　　　　　　　　　　こ
　　　　　　　　　　　　　　　ら
　　　　　　　　　　　　　　　な
　　　　　　　　　　　　　　　い
　　　　　　　　　　　　　　　か
　　　　　　　　　　　　　　　ら
少しでも起こる可能性があるから奇跡って言うんじゃないかな
　　　　　　　　　　　　　　　跡
　　　　　　　　　　　　　　　っ
　　　　　　　　　　　　　　　て
　　　　　　　　　　　　　　　言
　　　　　　　　　　　　　　　う
　　　　　　　　　　　　　　　ん
　　　　　　　　　　　　　　　で
　　　　　　　　　　　　　　　す
　　　　　　　　　　　　　　　よ




　■レポート　個別批評


■シナリオ

季節は冬、期間は12月の頭からクリスマス〜それ以降となっております
プレイ時間は一人につき3〜6時間程


　　◇個別

　・花織
全キャラの顔見せの為だけにあるルートだった
軽く伏線を張るだけで、物語の核心に迫るイベント等は一切無い
ぶっちゃけﾂﾏﾗﾝｶｯﾀ。　まぁ後半戦で面白くなるのがKIDですし

　・紗耶香
ゲームの雰囲気をプレイヤーに理解してもらう為のルート
まずまず、面白かったんだが…
いや、萌ゥエとかそういうゲームで無いことは分かっているんですけど
中途半端なシナリオ書くくらいなら…ねぇ？

　・ちーちゃん先生（千歳）
見た目小学生、実年齢23歳。
この　と　て　つ　も　な　く　良い素材を少しは有効利用する気は無いのだろうか
何の為に田村ゆかり氏を起用したのかよー分からん
中盤まで、フラグ立つまでは
萌え要素少ないこの作品の中で一番に光り輝いていた存在だったが
…個別に入ってエンディング付近で気づいた
　ただの　伏　線　シ　ナ　リ　オ　じゃねえか！（大汗
そう、恐らくは遊羽、ヒナ、梨沙、と
物語の核へ迫る為の伏線の為に利用されたに過ぎない
　もったいない…こんな思わず白濁液撒き散らす程良い素材なのに…

　・遊羽
…実は遊羽もサブシナリオだったっぽい。
後に分かったのは、続く雛水と梨沙の序章であった事。
温いな。

　・雛水
ここまでのキャラの全てとは言わないが積み重ねてきた事の集大成
やっと待ち望んでいた謎が解明され始め、シナリオも良く出来ていた

　・梨沙
最後のシナリオらしく、今までの疑問点が解明されたわけですが…
むぅ、全年齢ゲーという事で油断していたのも有りますが
人間の醜さ（と言うか狂った）。　それが垣間見れました。

雛水と共通して言えること、キリスチャン風に言うと…
　「…神よ、本当にこれがあなたの望んだ結末なのですか…？」
ハッピーエンド主義者の私にとってはかなり辛い結末です
これで良かったのかと、もっと別の道があったのではないか、そう思えてなりません

その原因の一つがが中盤の攻略キャラから思えてきた”主人公のアフォ”
コイツﾏｼﾞでｳﾞｧｶなのでは？と思えるテキストが多数有ります。
少し考えればすぐに分かるようなことを、見当違いの方向へ勘違いしそれを信じ込み
淡白な主人公だとは思っていました、優しいと言うのも理解できます
ですがそれ以上の情熱と言うものが感じられず、後半にはヘタレと化しました
途中そのテキストのお陰でｲﾗｲﾗする事も有り
やっぱツッコミの魂を理解している奴でないと駄目だな、と再確認。
無宗教の私では理解できない部分も有りましたが、それなりに面白くは有りました
しかし何かしらの神を崇めている方であれば、もっと楽しめるかも（賛否両論ありそうですが
　…所で彼女が言った「奇跡」についてのアレはkanonのパクリか？



　エンディング数・16
　総プレイ時間・24時間39分



■システム
相変わらずのKIDらしく使いやすく親切丁寧なシステム
なのですが。
5作に一つは、何故か微妙に使いづらいシステムなのがKID流
そして今回がその微妙に使いづらいシステムな訳です
と言っても、個人的にオートモードの速度が絶妙に合わないというだけで
特に気にする必要も無いのですが
Ever17のような、『音声に合わせてテキストが流れる』というシステムが非常に心地よかったため
今回も期待していたのですが、残念(TT

若干セーブ＆ロード時に処理落ちする事があり、ちょいとストレスが溜まったりもしましたが
まぁ遅い光学ドライブで、背後で処理しているゲーム画面を維持しつつサムネからテキストまで出すのは
PS2の能力を超えている気がしますけどね。

あ、それと
KID独特の『ショートカット』というものがあります
これは、一度通ったルート　例えば【遊羽ルート・直後からスタート】【遊羽ルート・グッドエンド直後からスタート】
みたいな感じで
名前通り途中から開始できると言う機能です
KID系はフラグ探しが難しいんで、誤ってセーブデータをｱﾎﾞﾝとかには重宝します
ある意味これが回想モードの代わりにもなっていますしね

そいと、KID系によく見る『選択肢、シーン毎にクイックセーブ』っつう機能
選択肢にシステム画面が開けないﾔﾗｼｰゲムとは違い、たとえプレイヤーがセーブし忘れたとしても無問題。


■CG

繰り返し言いますが

原画は鈴木ひろ嬢じゃありませんので

騙された俺はどうすりゃいいのかって思い悩みもしましたが、まぁそれは置いといて。
実際の原画を描いた絵師はエンディングのスタッフロールは見ない主義なので（ぉ）知りません
公式HPにも『キャラデザイン：鈴木ひろ氏』としか描いておらず、原画絵師はその存在を抹消されたようです（汗
鈴木ひろ氏の公式HPにて確かめてみましたが、やはりモノクロームの原画は描いておらず原案のみだそうで

さて、その鈴木ひろ嬢と似た画風であるモノクロームの絵師の実力とはいかに
当然気になるでしょう。　鈴木嬢であれば地雷だろうと突撃する輩もおることですし、画風が似ているならば、と思っても仕方がありません

…しかし

実力の差は歴然でござります。

残念なことにね
ゲームをコンプすると『おまけCG』として正真正銘鈴木ひろ嬢が描いたイラストが数枚出てきます
それと見比べれば一目瞭然ですな
いくら鈴木ひろ嬢を真似た所で、画力が足りておらんのですよ
左向き、右向きで特に絵全体のバランスが崩れる等を結構確認、あおり等でも崩れ複数人描いても崩れている
んなこと鈴木嬢では絶対にありえんし

そういう訳で、絵師の画力は鈴木嬢と期待すると酷く落胆するほどにアレでした
SHUFFLE!をやった後にモノクロームをプレイした漏れが言うんだらかそれなりに真実味があると思われますぞ

つっても鈴木嬢と比較すれば　って事なので



・塗り
作風のせいか、ちょっとばかり暗めに。
ハイライトは余り利かせずベース色を尊重した
しかし暗く塗りすぎず、それが所々でアニメ調に見えチープな感じを出し、逆効果だったと思われる
グラデーションは多用していますが
使いどころを間違っていると言うか、統一されていないと言うか、まぁ気にするほどでもありませんか。
色合いが、特に肌の色合いで黄色が強すぎる傾向あり
　白系　赤系　黄色系　　大雑把に分けるとこんな感じですが、個人的には白っぽい塗りが好きなんで
こう、黄色が強い塗りだと…肌の露出が多いCGで艶かしい為ﾊｧﾊｧしてしまう俺が居る（を
若干気になっただけですので、あまり深く考えずに。

・背景
背景はそれなりに。
冬が舞台という事なので、ほぼ全ての屋外背景CGはどんよりとした灰色の曇り空
気分はぐんにょりします
全体的に配色も暗め


　差分を入れて全90枚
ヒロイン6人、その他、おまけCG。


■演出
季節が冬という事で、雪の演出に凝っております
天使やそれ系の魔法エフェクトや光系の効果等、流石KIDでした


■音楽
いかにも教会とかそれっぽい神秘的な物を想像させる曲が殆ど
楽しげな曲が一曲しか無い代わりに、心の底から安らげるような物が多く
又、人を猛烈に不安にさせる曲も多数。
だがKID系の他作品で聞いたことが有るような感じがするのだが？

ヴォーカルは3曲
その中で挿入歌が一つ有るんですけどもその下手さ加減は最狂（笑
まぁ遊羽がﾏｼﾞﾃﾞﾍﾀｸｿでありまして
最も盛り上がる場面に流れますが、真面目に聞き入ると萎えたり興ざめの危険があります
私は聞かなかったことにしましたよｗ　テキストに集中しましょう。

その分残り二つのヴォーカル曲は良好でした


■マイナスポイント
まず鈴木ひろ嬢が原画やってると思い込み購入すると死にます。　ウチもその一人ですからね（TT

宗教系の物語という事で信仰深いヲタどもには反発を買いそう
この作品を機に神を信じられなくなりそうな人も続出しそうだし。

ハッピーエンド主義者にも向きませんね、ヒロイン惨殺シーンが多々あり
KIDには珍しく主人公がウルトラ阿呆
良くも悪くもKIDという事で
いつもと同じくプレイヤーを苦しめるシナリオとなっております


[TOPページ]