このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote




- マブラヴ オルタネイティブ -
アージュ
原画Bou、他 シナリオまふまふ仔犬ちゃん/反重力生命マー/鬼畜人タムー ほか
主人公の名変更不可 文章履歴有り
文字表示変更可 画面表示変更可
スキップ有り オート進行有り
音声有り キャラ別選択再生有り
SE調整有り BGM調整有り
CG鑑賞無し 回想鑑賞無し
セーブ&ロード共通999箇所 Qセーブ&Qロード無し
発売機種PC/98・98SE・ME/2K/XP メディアCD-ROM/DVD-ROM
初回限定版無し ジャンルあいとゆうきのおとぎばなし
発売日DVD版:2006年2月24日
CD−ROM版:2006年3月3日
価格\9240
オートモード有り 陵辱有り(軽め)・回避不能

■ 総 合 評 価 ■
2 3 4 合格 6 7 8 9
シナリオ
システム
音楽
CV
演出
アニメーション
C/P
CG
得ろ
萌え
OP/ED
■ 萌 評 価 ■
 
2 3 4 合格 6 7 8 9
純夏
冥夜
たま
彩峰
委員長
美琴
茜タン
柏木
月詠中尉
伊隅大尉
涼宮中尉
速瀬中尉


ころ「HQ! HQ!」

**「こちらHQ!」

ころ「マブラヴオルタを補足した、これよりレビューに入る!」

**「了解、増援は出せない、気をつけて。」



■シナリオ
これは断っておこう、前マブラヴの学園的ドタバタ展開を期待しているとマジ死ぬ
良い意味でも悪い意味でも激しく裏切られる

今作は、前マブラヴ【アンリミデット編】の続編である
よって前作の【エクストラ編】【アンリミデット編】をやっていない限り内用はサッパリ分らんと思う


平和な日常を描いたエクストラ編で純夏を始めそのキャラに慣れ萌え親しんだ後
【BETA】という地球外生命体により破滅に向かう世界、アンリミ編でエスクトラ編の彼女らと軍生活を送るのが前作
しかし前アンリミ編で物語は完結しなかった それも人類の敗北と言う最悪の結末で。

マブラヴ発売から、すぐさま発売する予定だった【マブラヴ・オルタネイティブ編】なのだが、延期延期を繰り返し気付けば3年経っていた。
実際の所、私がマブラヴをプレイしたのは発売から2年半経った頃なので待った時間は半年程度なのだが

そして3年の月日をかけてアージュが作り上げたのが今作
アンリミデッド編で明かされなかった多数の謎や、本当の結末が明かされます

構成は1本道です。
2、3個選択肢があるもののシナリオには影響が無いと思われる
それと念の為いっておく、 グロとかそういうの回避不能だから
それらシナリオに大きく関わっている上


さてシナリオの評価に参りますが...このゲム、一言で言えば

グロイ

それも激しくグロく、激しく悲惨
先ほども言ったようにエクストラのノリでもアンリミのノリではありません、ええ全く。


序盤は前アンリミ編での人類敗北の記憶を持ち
体も3年間の軍生活で鍛えられたままのタケルが、何故か全ての始まりの日である10/22に自室のベットの上で目覚めます
だが世界は『この世界』アンリミの狂った世界のまま…理由は兎も角、時間が巻き戻ったという事
アンリミの世界の歴史を知っているタケルは、人類敗北の歴史を変えようと奮闘する。

最初の方は訓練生として実戦…BETAとの戦いに赴く事は無かったが
中盤から終盤にかけては…嘔吐するかと思った…


※以下ネタバレにつき反転 【ネタバレ度:小】
実戦、すなわち戦争…BETAとの戦力差は圧倒的 奴らに戦術機を破壊され成す術のない衛士が生きたまま食いちぎられてゆく悲鳴、断末魔 男だろうが女だろうが何人も何万人も目の前で死んでゆく これはまぁ誰だか分らん殺られキャラならそれほどの苦痛は無い そう、やられ役なら …仲間が、部隊の仲間が…同じ基地で親しくなった仲間が… 主人公が親しくなっただけでは無い、皆気さくで良い奴で、プレイヤーも間違い無く共感できる。 その仲間が 目の前で次々とBETAに… 主人公はスパーマンでもなければ戦場で不敗のエースでもない、ただ未来を知っているだけの衛士 未来を変えたければ非情になれ と言うのも分るがな だが辛い。
当然ですが今作はアージュが作っています アージュ、即ち鬱ゲーメーカー プレイヤーを鬱や失意のどん底へと叩き落す術を一番良く知っています 筆者も君望で嫌と言うほど思い知りました 前マブラヴでは鬱とかそんな素振りは一切見せなかったんで、今作も続きって事だから… なんて甘い考えでは深い深いトラウマを背負う事になります ※以下ネタバレにつき反転 【ネタバレ度:中】
特にな… 中盤エピ7の…思い出しただけでもやるせない気持ちで狂いそうになる …前作からも結構萌えていて良い人だったのに…俺の目の前でBETAに…畜生… どうも君望の1章と重なってしまうんだよな、恐らくだがアージュ戦法の一つだと思うが 『目一杯萌えさせてから殺せ』 と、いう事か そう言う意味でエピ7での犠牲はマブラヴ好きのユーザーには大きな、核弾頭並の大きな衝撃を与えた事だろう 思い出しただけでも辛くなる 後半、正規兵になり部隊に配属されるが 当然いるわけだ…見知った顔が あの時はお世話になりましたー!って言いそうになっちまったよ 古傷も盛大にえぐられたがな(笑 だがそれも良い思い出…やっぱ素は良いやつらなんですっかり俺も萌えてしまった… そう、これが大間違いだった 【萌えてはならない】何故なら… 言うまでもないか。つまりそういう事だ まぁ「これはゲームだ」 そう割り切れば何も感じないのかも知れない だがこのゲムを手にした我々は、そういう人間ではないからなぁ(苦笑 特に、遥。 私は遥を失うのは2度目でね、もう本当にBETAが憎かった あの時は本当に、心のそこから白銀武とシンクロしたと思う。 ショックでよく覚えていないが何か俺も叫んだ気がするし そんで終盤。 これは壮絶だった 全編にわたって壮絶と言えばそうだが、死亡率がハンパない 「くそぉぉお!!委員長っ!!」「あ、彩峰…っ やめろおおおおおお!!」 これ以外にも多数の叫びがあった ここまでやる必要があるのか?全員生き残ったって良いじゃないかよ! そう言わざるを得ない。 詳細はあえて語らないが …アイツだけは、アイツだけは生き残ってくれて本当に良かった… せめてもの救いと言えば救いだった。 長々とネタバレトークすまん。
ホラーゲーかグロゲーか どちらにしろ甘い展開など一切期待しないで下さい 死亡フラグにも気をつけましょう 気付いたからと言って回避できるわけではありませんが 心の準備ぐらいは出来ますんでね ついで言うと 「こういう物を真っ直ぐ見るな」 偉大なるベニーヴォーイから教わりました。 真っ直ぐ見すぎると、己が壊れます。 さて実際のところ、こんだけ批判言っててぶっちゃけオモロイんか? と、思えてくるでしょうね 「かなり、おもしろい。 だが人を選ぶシナリオだ」 それに、物語の鍵っつうか黒幕の香月夕子先生。 序盤から終盤まで、この方と会話する時間が妙に長い。 少々苦になりますね 色々と裏で動いている上、唯一の理解者という事で分らなくもないですが どうせならもっと霞と話したかった。 最後に、このゲームを通して、本当に戦争って悲惨だよな。と思えました 身近にいる人が惨殺されて行きますからね 人の命が軽い世の中ですが、オルタで改めて命の重さを学びました ちなみにライター氏が多数居る様子 あまりテキストの違いは感じなかったが…いや感じてる余裕などなかっただけな 陵辱シーンについて補足しておきます 回避は不能です シナリオ進行上必要っぽいんで仕方がなさそうな 軽る目と言いましたけど、対象キャラに萌えれば萌えるほど、辛くなります これも真っ直ぐ見すぎない事ですね 幸い声優様の何故かの熱演以外、絵柄は大してエグくありませんでした 絵師様が嫌々描いたって感じでしたね 更にミリタリー要素についても補足... 正直言って結構に芸が細かい。 わたくしこれでもミリヲタやっておりますが アージュ相当に勉強したんだろうなぁ その道の玄人が見ても遜色ない気がします ■アニメーション 数は少ないがクリオイティ高し。 殆どがOPムービーや先行デモ版等で見れたものですが これがシナリオと相成って凄まじく場を盛り上げてくれる 使いまわしが若干目立ちましたが、白けるような事は一切無いのでご安心あれ ■システム 流石アージュ、必要なものは一通り。 若干だがオートモードの速度が遅いような感じが有る 速読プレイヤーには辛い所 ちなみにテキストは、従来のホップ式ではなく映画の字幕のような物がデフォルトにされている ホップタイプにも変更可能だが凄まじい内用だけに 字幕のほうが臨場感があって良いと思われる 動作環境のほうは...
■CPU  Pentium III 500MHz以上(MMX Technology 必須)  Pentium III 1GHz 以上推奨  ※Socket 7 系マザーボードのプロセッサ(MMX Pentium/AMD K6/K6-2/K6-3等) はクロック数に係わり無くマシン全体のパフォーマンス不足により動作保証外です。 ■HDD  4.5GB 以上の空き容量を推奨。 ■MEMORY  256MB 以上必須。 ■DVD-ROMドライブ  4倍速以上を推奨。 ■VIDEO  1024×768 ハイカラー (16bit) 以上。  1024×768 トゥルーカラー 推奨。 ■ サウンド  Windows 上で、PCM音源を再生可能なサウンドカード。及びご利用になる Windows 完全準拠のドライバー。  (44.1kHz Stereo 以上の再生能力が必要です)
となっている。 ウチのマシンではオーディオデバイスがCPUに負荷かけまくるのか 少々設定を弄らないと音飛びしまくりだった。 ■CG 立ち絵全般は新規書き下ろしがあるものの 前作の使いまわし多数、仕方がないといえばそれまでだが。 今回は絵師様が多数いる模様で、イベントシーンによって画風が変わってくる 一部…終盤のほうで登場する絵師様の絵が前半部や立ち絵と大分違った雰囲気なので違和感を感じるかも BETAに関して、見た目大して怖いとかキモイとかは無かったが エピ7から激しい憎悪を抱くようになってからは見るだけで胸糞悪くなってくる これもアージュの戦略なのだろうがw ■演出 戦術機のコクピットや戦闘シーンで3DCGのリアルタイムデモのような物が出てくるのだ 戦術機が動きまくる戦闘シーンで高度計や速度計がせわしなく動き、2Dの機体から弾丸が発射される等 ぶっちゃけ凄い、凄すぎる そりゃCSゲーに比べれば弱いものの ギャルゲにてこういう物が出てくると非情に興奮しますな。 更にマブラヴDVDからの新技術【AGES-ACS(立体音響)】というのを取り入れている
空間内の音波の伝わり方を、様々なモデルで仮想的にシミュレートし、錯覚を利用して豊かな音像を表現します。 しかしながら、耳の感覚や、頭部の骨の形状などは非常に個人差が大きいため、上手く錯覚できる方と出来ない方に分かれます。予めご了承のほどお願い申し上げます。
と、いうことらしい。 実際体感した感想としては、中々に凄かった 立ち絵の向きによって声の聞こえ方が変わる、銃声や戦術機の動作音等の遠近間が耳で分る等 5.1チャンネルサラウンドも真っ青だなw ただcpuに大分負荷がかかるんで 恐らくサウンドカードをcpuに負荷の掛からない良質なものに変えなければまともに動くかあやしそうだ ウチはレベル下げねば駄目だった。 まぁそれでもよかったんだが ■音楽 こちらも前作の使いまわし多数 新作のエラク燃える物も収録されているわけだが、これが又…マジモエル(燃 まるで出来の良い映画のようで 字幕で進行してたんで余計にそう感じるのかもしれん 音楽鑑賞モードが無いので数を調べる事は難しい(メンドイ)んで勘弁してくれ ■声優 なんかもう物凄いわな、後半の壮絶なシーンなんかは声優様超本気で素晴らしかった 有名所の方も多数出ておりますね 名前は変えていますが、確認した限りだと種ガンの破壊神キラ君と不死身のムゥ・ラ・フラガ少佐がおりました ただ…ナニシーンでは前作同様弱いな 声優様のやる気がイマイチ見られない 陵辱シーンでは何故か気合入っていたんだが(笑 中々にハァハァしてしまったぞw ■キャラ別批評 >純夏【陵辱有り】 この世界の純夏は…正直な、イマイチ やっぱ俺が恋した純夏は元の世界の純夏なんだよな 唯一ナニシーンが有る物の、出番少なめで印象が薄かった >霞 オルタ唯一の萌えキャラ。 全キャラ分の萌えを補充してくださいます 何が良いって? そりゃアンタ…タマなんかで炉を語ろうもんならブ殺されるだろ 霞…霞だろう ウサミミだぞ?無口系だぞ?いわゆる”シンデレ”だぞ!(を 最高ですね、下着が見れただけでもパンチラが無くともカワエかったw >冥夜 最高の戦友って所ですか純夏よりもずっと萌えて、燃えられた 俺はお前を尊敬するよ、冥夜 >彩峰 こいつも凄かった、最高の戦友の一人だ >美琴 嗚呼コラ?なめんじゃねえぞウルァ!みたいな 萌え?あるわっきゃねえだろうが 前作含め、女性としてはダメポでした だがこいつも良き戦友、最後の方では感動しましたが >委員長 良き戦友、それ以下でもそれ以上でもない >たま ロリ?こんなんで萌えると思ってんおかウルァ!? だが良き戦友であった >茜タン …。 昔に孕ませた思い出があるが、それも今となっては良い…思い…出 やっぱ茜タンはかわいいなぁw >柏木 俺の特技、脇役に最も萌える 良い奴だったよ、本当に…せめて元の世界では幸せになってくれ …柏木少尉に敬礼!! >風間少尉 なんつうか癒されたな、激戦の中でのアイドルってか 良き先任少尉であった。 >宗像中尉 クールなお姐え様の意外な一面で更に萌えw 平和になったらどうか・・とね >涼宮中尉 …素晴らしくトラウマが蘇る… この世界でも本当に車に縁が無いなぁと。 やはり芯の強い女性だな >速瀬中尉 なつかしの「1.2.3.はいっ」が聞けたんで良しとしよう 本当に懐かしいな、苦い思い出まで鮮明に蘇ってくるではないかw >伊隅大尉 大尉、お世話になりました! >戦艦大和艦長、以下各艦長 すげえ、すげえよあんた。 「きゃつらに目に物を見せてくれようぞ!!」と、BETAに挑む姿はまさしく宇宙戦k(rya 男の中の男ですよマジで。 ■CP(コストパフォーマンス) プレイ時間、約40時間オーバー まぁ元は取れるでしょう ギャルゲ界最高の演出も見れますし …精神的苦痛は大きいが。 ■総評 前作と違いグロイ、そして暗い。 それさえ乗り越えれば06年度TOPに輝くほどに面白いはず 少々長いので途中でダレる事もありますがね 前作で残った謎をときたいと願う方、…正直言って、真実を知らないほうが幸せと言う事もありますし 無理に買う必要は無いでしょう 後、一つこれだけは。 頼むからオルタFD出してくれ! 無論ヴァルキリーズのアフターと霞のアフターでな!
[TOPページ]
inserted by FC2 system