■ 背景と合成してみる
とりあえずここまで順繰り読んでくださった方であれば、レイヤの作成やマスク保護の方法等は理解していると思いますので そのつもりで解説していきます では 背景との合成を解説。 ここでは、背景を後から合成する方のみに適用されますので 人物だけを描き、後から抽象的な背景を足す...と こんな方法です。 初めから立派な背景を描くのであれば、あまり必要は有りませんが覚えて置いて損はないでしょう それでは早速。 やり方を大まかに説明せすると 既に塗った人物画をマスク保護し、その外を塗る これを聞いただけで「ああ、なるほど」と、マスク保護を理解していれば何となく方法が思いつくでしょう マスク保護の方法などは今更説明するまでもないですね 分からんかったら塗り・マスク指定から塗るまで、と”マスク解説”を再度ご覧ください〜 では、着色作業が終了した【人物画のレイヤを結合】してしまいましょう 【レイヤウィンドウの編集】 > 【レイヤの結合】 > 【非表示レイヤを破棄して新規ウィンドウ】 これで今現在の表示してあるレイヤを全て結合した物が、 新しいウィンドウで表示されます それをbmp形式で保存してしまえば、軽い優越感に浸れますが 一応仮保存という事で保存しておきましょう それでレイヤを結合しましたら 次からはその結合したレイヤでの作業になります 着色作業のレイヤは邪魔なので閉じてください では、結合した絵に背景を入れます ここで少し注意して欲しいのが、私のようにある程度”主線がはっきり描かれている絵”が対象です 水彩画のように結構ぼやかして塗る方であると領域指定が困難になりますので これとは別の方法をとることをオススメします ではまず、レイヤを新たに1枚作成し一応”乗算”で重ねてください 次にそのレイヤに人物画の場所だけマスク保護をかけます 通常、はみ出さずに塗っていれば、領域指定に使うレイヤは着色済みで構いませんが 自分でも気づかぬ内、妙な部分に塗ってあると余計な箇所までも指定が入ってしまいます その場合は 塗る前の線画を右クリックでコピーし、現在作業中のレイヤに【新規レイヤ】として貼り付けてください そしてこれから領域を取ると綺麗に指定できるでしょう 上手な貼り付け方法としては レイヤの左端を表示し、貼り付けを押せばぴったりと合いますので それでは、背景レイヤのマスク保護を開始します 通常のマスク保護の通り、 【領域-閉鎖域】で>【境界】から【任意のレイヤ】>【人物画レイヤ(領域指定が困難な場合は線画を持ってくる)】を選択 そして人物画のあるレイヤで、色の塗っていない部分をクリック そうしたら メニューの【領域】>【領域の反転】 ちなみにレイヤウィンドウはこんな感じになってます 【線画レイヤ】は、領域指定用に貼り付けました さて、領域指定して反転、とりあえずこれで人物画の指定は出来ていますが 例の如く 領域指定が甘く、荒が出ています これを修正するには、着色時のように【領域を太らせる】も方法の一つですが 複数の方法がありまして、 ご自身の絵の色使い、状況により方法を変えなければなりません 1・【領域を太らせる(度合いは2程度)】>【領域の内側をぼかす】 2・【領域を太らせる(度合いは5程度)】>【領域の外側をぼかす(度合い2〜)】 3・【領域を太らせる(度合いは10程度)】>【領域の外側をぼかす(度合い5〜)】 各方法を試せばお分かりかと思いますが それぞれ1〜3は、どれだけ大きく余白を取るか 太らせたりぼかしたりの組み合わせ次第で、余白の量が大きく変わります 当然これ以外の方法もしかり ここでは『1』を使います。 そして今選択した領域を背景レイヤのマスクに保護をかけます ここでこんな感じに 領域指定から外れてしまった部分を保護する手順は 【その部分を指定し(反転はしないでください)】>【領域を痩せさせる(度合い2程度)】 >【領域の内側をぼかす】>【背景マスクへと移動し】>【黒で塗りつぶし】 間違って領域を反転したり、太らせては駄目ですから。 そうして全ての部分を保護しおえたら、一度背景レイヤを濃い目の色で塗りつぶしてみましょう 全てに保護がかかっているか、人物画に干渉していないかなど 終わりましたら、後は背景を軽く塗れば終了。 前の講座 [pixia講座・TOPへ] 次の講座
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